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<プロダクツ&インテリア>
Alternative オルタナティブ(型にはまらない)

慣習から脱却し、新たな美意識に心を開く

私たちは今、予測がつかない時代に生きている。次々と明るみに出る音大は、今までのやり方では解決できない。既存の路線、同じ思考回路をたどっていては、問題の本質が見えてこない。まずは問題を掘り下げて、根っこ部分に何があるかを見つめなければならないだろう。

Alternativeというテーマには、型にはまらずに、勇気を持って、古語の美しさを発信していこうという意味が込められている。新しい価値観が古い価値観に取って代わる。定型化された美しさに対する概念も変わっていく。

まずは、形骸化した慣習から脱却すること。そして、新たな「美意識」に対して心を開くこと。そもそも「美しい」と思う感覚に政界も謝りもない。美しさに対する感受性は、自分の中から自然に浮き起こる感覚で、自分が美しいと思えば、それは美しい。皆が美しいとすることに賛同できなくても当然のことだ。

企業にも個人にも「個性」がある。互いの個性を喜び合える時代が始まりつつある。ひょっとすると、「強み」ではなく「弱さ」に、宝物が隠れているかもしれない。

★Life Looping ライフ・ルーピング★
生産したプロダクトは長く使い、寿命がきたら素材に戻し、また生まれ変われるという「循環」を念頭において選ばれたカラーグループ。すべて、自然界に見られる色で構成している。

★Neumorphism2.0 ニューモーフィズム★
ニューモーフィズムは、影を巧みに使うことで、絵柄やスイッチなどを宇喜多せる手法である。完全な立体ではない、2.5次元とも言える表現で、少しレトロ感のある手法とも言える。このカラーグループは鮮やかで楽しさを感じさせる色調が選ばれた。ミッドセンチュリーのデザイン、少しブサイクだが愛着を感じさせるおもちゃなどを念頭において選ばれた。

★Guilty ギルティ★
ギルティは、犯罪、後ろめたい、という意味のタイトルである。このカラーグループは仮想空間で繰り広げられる世界の色を念頭において選ばれた。カオスな空間にしたる罪悪感を表現する色である。

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Keiko Kitamura

学生時代よりアパレル業界に携わり卒業後はデザイナーズブランドに勤務。現在は都内ファッション専門学校で後進育成に努める一方、色彩理論を駆使したイメージコンサルタントとして...

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