2022-23AW トレンドカラーのおはなし
2022-23AWもラストスパート!
ということで、今シーズンのカラートレンドをおさらいしましょう!
流行色は、2年前から計画的に決められているって知っていますか?
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アパレルはもちろんコスメ、ライフスタイルプロダクツなどの商品企画や、広告、CGなどのデザインに関わる様々な製品に、色が関係しています
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アパレルでは実売期の
2年前 :色
1年半前:素材
1年前 :デザイン、ディテール
を決定し、
半年前 :コレクション
↓
実売期 と、計画的に製品が作られるのが一般的です
JAFCA(日本流行色協会)が発表した、2022-23AWのトレンドカラーをご紹介します
<レディスカラーテーマ>
“風” かぜ
軽やかに、自分の歩幅で進む
コロナかを経験し、私たちはステータスを求めるのではなく自分を大切にすることが幸せに繋がると実感した。
世の中では「風の時代」が訪れているという。何かに固執せずか全おように軽やかに移動し、色や光を取り入れていくのである。
風は地球上をくまなく吹き、知らない場所で暮らしている人の情報も運んでくる。私たちは自分の暮らしを大切にしながら、遠くの人たちの幸せも願い、論理的な経済活動をしたいと願う。カラーも軽やかな風のように、その時々の光や香りをまとい、時には強く背中を押し、時には優しく包み込むように、刺激と安心感の両方が心地よく共存するシーズンである。
★静 しずか
★光 ひかり
★宙 そら
★穣 みのり
<メンズカラーテーマ>
“Earthing” アーシング
人間の根源的な存立性や自然との親和性を再認識する
このシーズンはコロナ脱却への期待値が高まるシーズンであり、行動制限などからの解放というポジティブなムードがあり、また一方でこの間に疲弊してしまった社会・経済のダメージは甚大で人々の疲弊したマインドストレスも簡単には元には魔取らないといったネガティブなムードがある。
こうした陰と陽の二律背反性の高まるシーズンにあって、社会全体が失った秩序を回復させ、毀損してきた人と人との関係性などの回復期を迎える。
人間の根源的な存立性や自然との親和性を再認識し、人間が大地にしっかりと足をつけ、自然と一体化させながら大地のエネルギーを体に取り込む姿をリードイメージとしたテーマとなる。
★Rhythm & Darkness リズム&ダークネス
★Cozy Nature コージー・ネイチャー
★Analogue Energy アナログ・エナジー
<プロダクツ&インテリアカラーテーマ>
“Eternal” エターナル
私たちの地球を永遠に受け継いでいく
テーマ名には、この地球を私たちが住める星として次世代に受け継いでいきたいという願いが込められている。回り続けるから安定する独楽のように、動き続けるから「永遠」を実現することができる、という意味である。
SDGsは2030年に達成するべく掲げられた目標である。10年を切った今、モノを作る側、消費する側として、そのモノが産まれるまでにかかわった人々のこと、モノの材料のこと、使われたエネルビーのことを考えたい。そして使用後はゴミにしてしまうのか、アップサイクルするのか。CMF表現の担い手として、環境に対する責任は重い。ここでは、SDGsを見据えて、ぜひ実現したい色表現を4つのグループで提案する。
★ECO Composite エココンポジット
★Effortless エフォートレス
★Reflection リフレクション
★Diversion ダイバーション
レディースのテーマが漢字一文字で揃ったのが新鮮です。
どのテーマも現代らしく地球や環境を考えたテーマに沿っています。
各テーマの解説は改めてご紹介します。